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 解説文殊(もんじゅ)堂(丸子町指定文化財)

国民保養温泉として近年有名になった鹿教湯温泉の、東端を流れる内村川の渓流にのぞんで建てられている。天平の昔、僧行基が弟子に託して文殊菩薩を安置したと伝え、鹿教湯温泉はかつて「文殊の湯」とも称された。
お堂は宝永4年(1707)の建立で桁行三間、梁間四間、入母屋造りで正面の向拝には彫刻のある頭貫・蟇股等があり連三斗に組まれ、石の礎盤上に立っている。出組斗供・蟇股・支輪・向拝など全体的に重厚な感じがあり、江戸中期における此の地方の代表的建築とされる。
堂の中は一間通りを吹放なちの拝所とし畳を敷いてあって、保養客の健康増進・病気平癒の祈願にふさわしい造りとなっている。
写真下は文殊堂の参道に通ずる内村川の清流に架かる橋で、五台橋という。
文殊は、釈迦入滅後インドに生まれ菩薩道を修め仏典編集に力をつくした智者で、五台山が文殊菩薩の住所だと伝えられ五台山を中心として、文殊信仰が我が国にもたらされたという。
この橋の由来は、その名もゆかしく文殊信仰に起因するものであろう。
 
撮影日:
地区/自治会: 31内村/西内
シリーズ: 塩田平の文化と歴史 4解説
登録されているキーワード: 神社 史跡 観光 
 
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