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 凍み豆腐作り

凍るほど美味、手間ひまかける
林太郎さん(上室賀)
「今になってみりゃあ、わしの生きがいでね…」と語る林さんは、今年でこの道41年目。年間を通して、豆腐と油揚げを作っており、12月末から翌年の2月後半あたりまで、凍み豆腐作りを行います。凍み豆腐について林さんは「昔、冬に食べ残しの豆腐を外に干し、保存食として食べていたのが、凍み豆腐の起こりだとも聞きます」と。
凍み豆腐作りは、とにかく天候が相手の作業。早朝の気温がマイナス5度以下に安定してこないと、上手に出来ないとのこと。堅く絞った豆腐を夕方小さく切り分け、外に干します。翌朝、凍った豆腐を1つずつわらで結んで束ね、更に数日干すと出来上がり。「今どき、こんなめんどうな仕事をやる人、ほとんどいないんじゃないかな」と林さん。
若いころ、ある人に「商売とは、品物ではなく、人間を売ることだ」と、林さんは言われ、「それが頭の隅にいつもあって…」と。そして、「これからも、頑張れるだけ頑張りますわ」と、目を輝かせる林さんでした。
 
撮影日: 平成3年12月31日
地区/自治会: 17川西/上室賀
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 食べ物 その他の産業 
 

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