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 もなかの皮作り

香り逃がさず“丹念”に焼く
石田幸一さん(下房山)
和菓子の中でも代表格の「もなか」。石田さんは上小地方でただ1人、もなかの皮を作っています。創業は大正末期、石田さんで2代目です。もなかの皮などは「種菓子」といって、これらは和菓子業者に卸されます。こうばしい香りが立ち込める作業場は、機械以外はほとんど創業当時のまま。
もなかの皮は、薄くのばした「もち」を裁断し、それを型で焼いたものです。石田さんは「焼くのは『慣れ』のようなもの。いちばんは原料が勝負」と。厳選されたもち米を使う石田さんは、原料にはとても気を配ります。機械は「火床」と呼ばれ、型にもちを入れて、焼き上がった皮を型から取るという連続作業が約半日。「終わるまでは手が離せません」と石田さん。
最近は「甘いものばなれ」の傾向で、もなかも例外ではないようです。しかし「もなかも、日本人が畳で暮らしているうちはなくならないでしょうね」と、石田さんは力強く答えてくれました。
 
撮影日: 平成5年1月4日
地区/自治会: 04北部/下房山
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 食べ物 その他の産業 
 
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