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 折り箱製造

木の香漂う手作りの味
小林義男さん(海野町)
日本人は、昔から木を暮らしの中に取り入れ、きめ細かく使い分けてきました。折り箱もその一つで、古くは仏教が伝来した六世紀に中国より伝わったといわれています。
高く積まれた折り箱の中で、黙々と働いている小林さんは、海野町で折り箱屋を始めて三代。四代の裕さんも手伝っています。
木製折り箱はシナ材の薄板を特製の毛引で両面に切り込みを入れ、割り、それを組んでホッチキスで留めます。そして上板や底板をのり付けして仕上げます。
「やはり、容器は木製折り箱が基本。化学製品は吸収性がないから、水分がこもっちゃう。だから傷みやすいんだ」と話すように、木には通気性と若干の殺菌性そして温かみが共存しています。
現在はプラスチック類に押されぎみですが、「日本人が米を食べている間はなくならないよ」と心強い言葉が返ってきました。
 
撮影日: 平成4年8月1日
地区/自治会: 03中央/海野町
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 工芸 その他の産業 
 
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