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 六段小路

お話今井一郎さん(下房山)
六段小路という優美な小道は、田町の通りを浄念寺の手前で北に折れる道です。すぐ先が釣の手(型に折れ曲がった道)になっていて、房山の通りへ続きます。途中から左へ折れると住吉町の通り、右へ折れると大輪寺の門前町の幸町へと続きます。
名前の由来は、六か所で曲がっていたからだとか、八橋検校の名曲「六段」の調べが周囲に流れていたからだとも言われています。
「六段」が流れていたというのは若干の根拠があります。江戸時代、この小路の北側に盲人たちの自己防衛手段として作られた組合事務所ともいうべき「配当屋敷」なるものがありました。おそらく数十人が寝食を共にしていたと思われます。盲人と琵琶、琴とは切り離せませんでしたので、「六段」も当然奏でられていたに違いありません。
そこで、田町からこの小路へ入ると琴の音が聞こえ、その曲が「六段」だったので、この名前が付いたのではないかと思います。
 
撮影日: 平成4年10月17日
地区/自治会: 04北部/下房山
シリーズ: 上田ところどころ 道路
登録されているキーワード: その他の文化 道路  
 
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