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 鋸目立て

今井一郎さん(下房山)
仕事場は、鋸や道具類がぎっしり。タイムスリップしたかと思うほど、そこには昔ながらの「姿」がありました。一人、鋸の目に全神経を集中する今井さん。「鋸も、今は使い捨ての時代。傷んでも修理に出すことは、あまりないね〜」。注文のほとんどは、大工さんからだそうです。鋸自体、需要が減り、使い方すら知らない人が多いのでは…。最近まで、息子さんも手伝っていましたが、外へ仕事に。
目立てというのは、「ヤスリで歯を研ぎ、板の歪みを直し、アサリを出す(歯を互い違いに調整する)」一連の作業。それが終わると、まっすぐ切れるかどうか、「木を引いて、確かめるんだ」と目を輝かせます。鍛造も、昭和三十二年ごろまでは、先代の政信さんとやっていました。そして、傍らには、ふいごがそっと隠れるように置かれていました。
 
撮影日: 平成2年5月7日
地区/自治会: 04北部/下房山
シリーズ: 伝統を守る
登録されているキーワード: 人物 工芸 その他の産業 
 
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