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 矢沢の巻

城山公園への登り口に大日堂があり、そこに馬頭観音、道祖神、十王像などが安置されています。
かわいらしい小さな男女の神を浮き彫りにした古い道祖神や、頭上に馬頭をいただいた馬頭観音は長いあいだの風雪に堪えてきた深い味わいがあり、それはそのまま矢沢の歴史を物語っているかのように見えます。
吉田堰も大日堂のあたりを流れています。この堰は童女(嬢)堰と同じものと考えられていますが、童女(嬢)は平安時代の郷の名で郷域は現在の神川下流左岸からほぼ東部町全域ではないかと想定されています。
つまり、そのような古代の郷名とおなじ名が堰につけられているのですから、かなり古い時代からの農業用水路ということがわかります。
城山公園は、矢沢綱頼の築城と伝えられる矢沢城跡としても知られていますが、東殿城山の尾根先に位置しており、その地形は中世の山城をしのばせ、遠くまで見渡せる実に眺めのよい場所です。
 
撮影日: 平成7年7月14日
地区/自治会: 11豊殿/矢沢
シリーズ: 上田ところどころ 地域
登録されているキーワード: 史跡   
 
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