トップ
地区名索引
キーワード検索



 上室賀の巻

室賀川(古称・氷沢川)に大手橋がかかっています。目立たない小さな橋ですが、城の表門を指す「大手」が橋の名になっているので、どこかにお城があるのかと思わずあたりを見回す人もいることでしょう。
その橋を渡って少し行きますと、原組公民館のところに室賀氏屋敷跡原畑城と記された標識が立っています。室賀氏は室町時代から戦国時代にかけての有力な土豪でしたが、その居館(城)の大手にあたる場所が先ほどの大手橋付近だったことがわかります。つまり橋の名は上室賀の古い歴史を物語っていたのです。
室賀氏居館跡付近からは下洞山が眺められますが、その尾根筋に笹洞城跡があります。この城は戦国時代以前の古い山城と見られており、居館と笹洞城とを総称して室賀城とも呼んでいます。この地域は北信地方への交通の要所でもあり、そこに本拠を構える室賀氏の存在は大きかったといえましょう。
 
撮影日: 平成07年04月
地区/自治会: 17川西/上室賀
シリーズ: 上田ところどころ 地域
登録されているキーワード: その他の文化 その他の交通 自然 
 

[戻る]


[トップ] [地区名で検索] [キーワード検索]



© Ueda City Multimedia Information Center All Rights Reserved.