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 山田の巻

豊富な貯水量「山田池」
山田は女神岳(標高約九百三十メートル)の北の麓に位置する集落で、竹ノ裏地籍には縄文時代の遺跡があるなど古くから人々が住んでいた場所です。
八木沢にまたがる山田池は貯水量約二十六万二千立方メートルという大きな規模で、塩田平を代表する溜池の一つです。築造は江戸時代が始まる慶長年間(一五九六〜一六一四)と考えられています。
昔はこの池の近くに「古池や蛙とびこむ水の音」の芭蕉句碑がありました。芭蕉没後百年を記念して寛政十二年に建立されたものですが、このような句碑の建立は俳句を学ぶ人々が多かったことを物語っております。(句碑は現在東村地籍にあります)
山田の満願寺には四国八十八カ所の仏のうち徳島・平等寺の薬師如来、高知・根香寺の千手観音菩薩など四体が安置されております。元禄時代に塩田の寺々に配仏された仏像とのことです。また、境内の十王堂には有名な石造十王像などが並んでいます。十王は冥土で人の悪業を裁く閻魔王など十人の王のことです。
 
撮影日: 平成6年10月21日
地区/自治会: 15西塩田/山田
シリーズ: 上田ところどころ 地域
登録されているキーワード: 自然 農林水産業  
 
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