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 大手町の巻

上田築城以来、町名が進参(新参)、追手(大手)と交互にたびたび変わり、昭和三十九年に大手町となりました。
築城当時は城下町が小規模で、大手門(現商工会議所付近)から二の丸までの通りに、武士屋敷と市店(商家)が並んでいたのでした。
そのころの武士屋敷は新参者の住居だったのですが、仙石氏時代になりますと上級武士たちの居住区となり、松平氏時代に追手通(大手通と同じ)と命名、明治十年代に進参町(その後、新参町)と改称しています。
商工会議所玄関前の「明治天皇行在所跡」の石碑は、明治十一年の北陸巡幸の際、天皇が宿泊された場所を記念する碑です。行在所(宿舎)となったのは、洋風三階建のモダンな上田街学校(現清明小学校の前身)でした。
作家有島武郎がこの町を訪れたのは、大正五年でした。「士族町とでもいうような古い軒並みの町」と『信濃日記』に書いていますから、当時はまだ武家屋敷の面影があったのでしょう。旧上田市立図書館(現石井鶴三美術館)の建物もそのころのもので、大正期の洋風建築を代表する文化財として有名です。
 
撮影日: 平成3年4月17日
地区/自治会: 02南部/大手町
シリーズ: 上田ところどころ 地域
登録されているキーワード: その他の文化 その他の交通 商業 
 
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