地区見おろす憩いの場
お話秦栄さん(大屋)
この公園は、大正十一年に、区の人たちによって、商店の神様「高尾山」神社をこの土手山にもってきたのが始まりです。大屋を見おろす高台にあり、裏は東部町で、地区の人たちの憩いの場ともなっています。池や滝、あずま屋なども備わり、素朴な公園といったところ。
昔は桜がみごとで、たいへんにぎわい、売店も出たほどでしたが、今は木が古くなってきたため、それほど咲かなくなりました。恒例の行事としては、四月と十月のお祭りのほか、二月三日の節分があります。節分では、商工会青年部の人たちが中心となって、「七福神」にふんし、大屋全地区を一軒づつ練り歩き、豆まきをします。
年に一度、区の人たちによる大掃除、また老人会による月一回の手入れなど、公園をきれいにするための作業が今も行われ、安らぎの場が守られています。 |